« [ photo review ] 6/10 いけばなWS第7回 | ホーム | [ review ] 8/4 青年団リンクRoMT『ここからは山がみえる』 »

2013年8月 2日

[ review ] 7/19 清水現代アート研究会(SGAK)Vol.14

20130719_01.jpg

< review >
清水現代アート研究会(SGAK)フリートーク Vol15
日時:2013年7月19日(金)19:30〜20:00
(テキスト:柚木 7/20初稿 8/2更新)

昨晩行われた清水現代アート研究会(SGAK)15回目の定例会も活発なアート談義の場となりました。新しく参加された方が2名。少しずつ輪が拡がっているようでとても嬉しいことです。

SGAKの特徴は制作者の立場からアートを語るのでなく、鑑賞者としてアートを語ること。参加者同士がお互いの意見や感想を聞くことにより多様な見方に触れ、多くの解釈を学んでいく場となるよう活動しています。

最近の定例会メニューは直近1ヶ月間に出掛けた展覧会、気になるアートの話題などを出し合い、それぞれがその内容を説明するスピーチ&ディスカッション。そして30分間一つの絵を見続けながら思いついたことを発言し言葉を重ねて行く「Wacth Out!」。この二つの企画を柱にして自己紹介やイベント計画、情報交換を行っています。話題が膨らんだり、脱線したりしながら19時30分から定時の終了時間22時まであっという間に過ぎていきます。
(途中退席も可能ですのでマイペースで参加可能です)

金曜日ということもあって週休2日の皆さんは余裕もあり、その後もアフタートークは続きます。とにかくしゃべり続けて午前様というのがSGAKの割とよくあるパターン。笑)

<スピーチ&ディスカッション>
15人もいると多くの展覧会が話題に上ります。熱心に足を運んでいると本当に感心します。当然重なる展覧会も多く、そのようなものから自然と話が始まります。県美で先週末始まった「夏目漱石の美術世界」展などは皆が注目しているらしくたくさんの方がすでに出掛けていました。

わたしが話題に上げたのは新国立美術館で開催中の「アンドレアス・グルスキー」展。最近作品が約4億円で売買されて話題になっているアーティスト。高解像度の巨大な写真作品はデジタル処理されて超現実的な世界を出現させています。そこには崇高というキーワードも見て取れるでしょう。一見デジタル処理されていることの分からない写真に皆興味津々。グルスキーの写真は絵画的として紹介されていることが多いようですが、わたしが気になったのはそこではなく、作品に現れている垂直の力。水平に拡がる景色に上下(高低)という方向性を強く与えているように感じたので、そのことを皆に伝えました。

渋谷のbunkamuraで開催中の「レオ・レオニ」展の話題で皆の注意をひいたのは、団扇をあおいでいたら注意されたという話。(決して大袈裟にあおいでいたのでなく、顔に近づけて小さくゆっくりとあおいでいたということ)
当事者からしてみれば、けっして迷惑を掛けてはいないのに注意されることは不本意でしょう。それほど声を張り上げてもいないのに、二人で会話していたら注意されたなど、よく聞く話です。こちらの良識の範囲など通用しなく、杓子定規に注意してくるのはどうにかならないだろうかと毎度のことながら思う。(私もまれに注意や指導を受けたりする。>_<)日本の美術館はもう少し鑑賞者に優しくなってもいいと思うけど。最近はある程度なら声を出して会話をしてもよいトーキングディなるものもあるらしいが、目の前の作品を見て語り合えないなどまったくもったいないこと。ぜひ自由に会話ができる環境になってほしいと思う。(もちろん限度、状況を見極めて)


画像はWacth Out!中に気になることを書き留めたメモ用紙。皆の奮闘ぶりが見えて面白い。笑)
清水現代アート研究会

このコーナーで取り上げる絵画のチョイスはいつも悩みます。(10年で1枚というのはもともと無理というもの)ロスコやニューマンなどにもあえて挑戦してみたいという意見もあり、いつか美術館で本物の前で出来ればいいなと夢が膨らみます。

他の話題として、統合失調症の患者をケアする仕事についている女性から医学とアートについて考えているという発言を受けて、皆で意見を交わした。これについては勉強不足でこれから調べていきたいと思う。

9月から10月に掛けて山梨県の甲府で開催される芸術祭のことや瀬戸内トリエンナーレなどいつまでも話題が尽きず、夜が更けて行く。
終わってみればやっぱり午前様。^ ^;
皆様お疲れさまでした。

次回は8月23日(金)19時30分。

SGAKは誰でも気軽に参加頂けます。
皆様の参加をお待ちしています。

詳しくは → 清水現代アート研究会(SGAK)

アーカイブ